たどり着いた途端に好きになる土地がある 一目惚れの町 versionだ
若い時分から国内をウロウロしていたのだが、大げさに言えば第六感かな
北から、 函館 久慈 盛岡 山形 金沢 仙崎 そして「門司」 (北多いな でも那覇や長崎、東京の上野なんかもそうかも)
門司を初めて訪れたのは20世紀の終盤 それから期間は開くが、度々訪問させて頂いている
ひとえに友人家族のおかげです 前は海(関門海峡!)背後に小高い山 港の辺りは旧い建物を大切にした町並み 賑わう門司港レトロ …全てがギュッと揃っているではないか
たどり着いた時にはなかなかの雨降り 友人にありがたくも迎えに来ていただく 散策は難しいのでお家に向かう すると大ごちそうがお待ちかねであった 久々に会った友人は肌艶も良く我々同世代によくある「枯れ」じみた要素が見当たらない 心身ともにご健康とお見受けした
彼は昔から饗応っつぷりがとても厚く嬉しくなる お刺身(九州の醬油に合う!)をはじめ、極上の酒肴に唸る うなされっ放し 焼きたての牡蠣で酒が止まらない 話は多岐にわたり夜が更けたのも分からない 奥様もお変わりなく気さくなお人柄で、娘さんも気負いのない可愛さ よいご家族でいち友人としてありがたく思う
翌朝起こして頂く
こんな事は稀である まだ楽しい感じがする 二日酔いでなく持続酔いかも知れない そんな時には九州の柔らかいうどんに限る 車で「資さんうどん」へ 私はうどんよ柔軟であれ派閥なので(讃岐苦手)これは願ったりだ そしてその出汁のふくいくたる美味さ 関西負けたね
満たされた後は関門海峡を渡り向かいの下関へ その時歴史が(何度も)動いた地である 感慨深い
平の知盛「一騎打ちで勝負せよ」義経「あっかんべー するか!バーカ」と逃げた八艘飛び 小次郎「遅いぞ武蔵っ!」武蔵「いやいや今鞘投げたしオマエ負けやわ」 晋作「幕府の軍艦?乗っ取りゃえぇんじゃ」 こんなん一部かと
兎に角特別な地でしょう 大和朝廷以前から恐らく本土の権力者は九州を恐れた(クマソとか呼んで) その強い異国の切っ先が関門海峡 平家もさぁ九州に逃げ暮らしたら殲滅は免れたかもやのに …もうこの辺にしておこう
唐戸市場へ 昼過ぎなので市場はほほ休業だが雰囲気が楽しい(河豚のオブジェだらけ) お土産など買い、小倉へ向かう 何から何まで友人に感謝申し上げます 駅のロータリーで手を振る それは物言わぬ約束
山陽新幹線でビール(いい加減にせぬか馬鹿者!) 人も町もサイコーだった九州旅 これにて終わり 長々とすんません 旅のおかげで良いLIVEできてるかも?なワタクシです ではでは皆様ごきげんよう
競り中の市場のおじさん(銅像) フグ、劇画やん
これが牡蠣ロンチーノだ! 麗しきワイン泥棒