三十年間 vol.Ⅱ

翌朝はちょい二日酔いで喫茶素面へ(軽く矛盾する) 

あ、Si ra fu ね 

権堂の宿から横沢町へ 歩くにはそこそこな距離だが気候も空気も良い この町を歩く時に地図は見ない 

シラフに到着すると二階のライブスペースで櫻井君がセッティング中 この日も冒頭からいたつく 一階でマスター鴨氏の淹れてくれた coffeeを頂き(美味い)リハーサル アコースティックギターの鳴りが抜群に良い! リハ後はバントメンバーや鴨親子(克彦さん親子丼食す)とご近所の蕎麦屋へ 普通の蕎麦屋さんが旨いのが信州 私大もりそば食す 

シラフでのLIVE、14時スタート 真っ昼間でお客様ともほど近い 

the end は堂々としたステージであった 最初から名曲の連発 特殊な頭脳の持ち主にしか書けない唄世界 「俺の宇宙船」のオカシな倒錯っぷりは不気味な程だ あらゆる曲が普遍的に良く、guitarプレイはどなたが聴いてもハッとする表情豊かさ 唄う六弦 

Kamippa の紙芝居は「紙芝居ってこんなに楽しくて面白いんだ!」と感激し、唸る 朱実&円の息もピッタリ名調子 絵がダイナミックでヘンテコでたまらぬ味わい(プロの仕事) 角餅と丸餅が土俵で相撲を取るバカバカしさよ! 円嬢のハスキーで伸びやかな声はもはや声優 

楽しんだ後は切り替えが大変です ショーガキよ、大盛り蕎麦なんて喰うもんじゃないゾ なんとか取り戻し、一人で7曲 「克彦 & ラブハラスメンツ」the end (Vo.Guitar)克彦(per.)の三人で5曲演奏 アンコール(一人)もらえたし悪くなかったかも 

貴重な日曜のお昼に来て頂いたお客様に感謝申し上げます そしてCDお買い上げのお客様に感謝(ほんまにありがたい!) LIVE後、一階で打ち上げ(豪華な面々)させて頂いた鴨林家の皆様、たいへん美味しいお料理をあつらえて頂いた朱実ちゃんにも多大なる感謝を! よい音を浴びた二日間、ネオンでの篠宮君にも感謝にございます

三十年前に私と櫻井君は出逢っている 

当時ネオンホールは青年のたまり場、談義の空間で(呑み助は少ない)寡黙ながら特別な威光を放つ目の鋭い若者が隅の方に居た 

若きサクライトモマルである 

シンガーソングライターだと知る ネオンホールのコンピ・カセットテープが1997年くらいから毎年製作されるのだが、毎回一曲目に the end の曲が入っていた バースディや二塁打、イトーヨーカドーBlues そしてスタジアム・ロック さらに前回までのあらすじ 2003年にはついに「引き潮」の登場 

それ以降の彼の彼の活躍っぷりを存知ない方はもはや無知 と呼ばせて頂く 創り書き奏で頭を回転し続け進化を止めない男 盟友とさせてもらえるならそれを誇りに思うよあたしゃ 今回も本当にお世話になりました ありがとう! 関西のファンの前にまた現れてな みんな待ってるよ 

てな訳で愛する長野の話しはここまで わが街に帰り着いたらソッコーで大雪渓を醬油豆でヤリました 

Nagano on my mind  皆様、ありがとうございました!

三人とも笑っている珍しい一枚 photo by まどかさん