30年前といえば1992年 佐野元春の傑作アルバム「sweet 16」が発売された
発売当時、あまりの素晴らしさに狂喜した
冒頭の雷音 弾ける演奏 瑞々しい歌声 知己に富んだ言葉 ポップネス満載のメロディ バラエティー豊かにして強固にまとまる曲、曲、楽曲 ハートランドのタイトで洒脱なプレイ オノ・ヨーコや矢野顕子まで飛び出す始末!
「モトハルが帰って来た」と、往年のファンは思ったものだ キャリア絶頂かと思いきや、その後も彼はよいアルバムを創り続ける やはり天才だったのだ
その「Sweet 16」のサイゲン・ナイト…ではない、再現ライヴがあるという 友人からチケットを譲って頂いたのだ 11月27日、行ってきましたゼップなんば いやーーー良かった 再現できるのもスゴい(なんせ30年前) LIVE感、勢いと重厚感が交差して何だか「えらいものを観てしまった」感がある
アルバムの12曲にアンコール二曲(約束の橋 Young Forever) 面白い事を言おうとしないのにオモシロいMC あっという間に時間は過ぎました
全曲良かったが(昔から曲順なんてソラで言える)アルバム中わりかし地味曲な「廃墟の街」や「ハッピーエンド」が良かった 「エイジアン・フラワー」は絶対的に良かった(友人とも串カツ屋でその意見交歓した)
ホーンやコーラス隊も加えた大編成の構成は元春らしく、中でも古田たかし(Dr.)のプレイには感慨深いものがあったなぁ 長田進の熟練、にしてオルタナなギター もう一人のレフティーのギタリストは見栄えもロック なんと樽谷氏の友人らしい ひょえーーー! キョンの広角な演奏もベーシストも鍵盤も皆様、良かった
客席は前から1/3 くらいでよく見えた それにオーディエンスが皆楽しそうな動き、雰囲気を醸し出しててそれも微笑ましい 大満足の夜でした Kちゃん、ありがとうございました!
アルバム中の「Rainbow in my soul」その曲に救われてから30年経つのか 当時八方塞がりだった私にこのフレーズは効いた 効き過ぎた
「失くしてしまう事は悲しい事じゃない」
創作時、本人もツラかったと聞く 崖っぷちから産まれる希望 私は教わった そして私の友人の同じグラウンドの優れたミュージシャン達も誰かしら、何かしらからそれを取得しているのだ
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